世界史の勉強法その2

今回も、大学受験に向けての世界史の勉強法について書いてみたいと思います。

くどいようですが、世界史は演習が極めて重要です。そして、前回の記事では

 

「問題演習は適切な時期に適切な問題を解くこと」

 

が重要であり、そのために

 

4月~6月:市販の問題集や予備校の問題集

7月~9月:志望校以外の赤本

10月~ :志望校の赤本

 

という演習スケジュールを提案しました。今回は7月~9月の演習、即ち、「志望校以外の赤本演習」について説明したいと思います。

基本的に、この時期には志望校と同レベルの赤本演習を進める事が理想的です。

例えば、青山学院大学が第一志望の人がいたとしましょう。その場合は、同じMARCHクラスの明治大学の赤本を解くといった具合です。

皆さんの中には、「そうはいってもこの時期ではまだ解けない。」と思う人もいると思います。しかし、勘違いしないでください。

 

この時期、赤本を解ける必要なんてありません。

 

はっきり言って、0点でも良いのです。この時期に赤本を解く目的は、統合問題への対応力と実戦力の養成です。

それまでの問題集を使っての演習は、分野別の演習です。

7月の時点で皆さんは、それぞれの分野ごとの問題を解く力は身に付いているはずです。しかし、入試問題では複数の分野にまたがって出題される問題も珍しくありません。

例えば「古代ローマ」「後漢」「東南アジア諸国」という複数の分野が統合されて出題されるのです。

もし、貴方が分野別の演習しかしていないと、同時に様々な問題を出された時に解けなくなってしまうかもしれません。もちろん、受験本番でそのような事態に陥っては論外です。様々な分野の問題を出された時に上手く頭を切り替えてそれぞれの問題を解ける様にする。これがこの時期の赤本演習の目的です。

 

また、当たり前の事ですが、例えばセンターの過去問を何年分解いても、早慶クラスの問題を解けるようにはなりません。逆に言えば、この時期に志望校と同レベルの問題に解き慣れておけば、10月以降に第一志望の問題を解く時にスムーズに解けるのです

 

学校の先生は、赤本を解くのは直前で良いと言う人もいるかもしれませんが、赤本は早く解けば解くほど皆さんの実力を高めてくれます。ただし、むやみやたらに解けば良いという訳ではありません。

先ほども書きましたが、9月までは赤本の得点率を気にする必要はありません。その代り、復習が極めて重要です。

その復習の方法ですが、基本的には同じ問題を繰り返し解く方法が一番です。

仮にある大学の赤本で08年から2010年までの3年間の問題が収録されていたとしましょう。この場合、素直に順番通り解いてはいけません。例えば

「10→09→08→10→09→08→10→09→08」と9回解くより

「10→10→10→09→09→09→08→08→08」と

同じ年度を連続して解く9回の方が遥かに効率的に、実戦力の養成や単語の暗記が出来ます。そして3回解き終わったら、間違えた部分をノートにまとめると、秋以降に自分の弱点を効率的に復習出来るのでお勧めです。

ちなみに、1回解いて終りでは単語も覚えられないし実戦力も身につかない。まったくもって無意味です。必ず3回は解いて出てきた単語や知識を身に付けましょう。

 

なお、解く範囲ですが、現役生及び初学者は既習範囲のみでかまわないでしょう。高卒生は全範囲解いて下さい。

 

最後に、問題方式毎にお勧めの大学を載せておきます。

【空欄補充問題】

慶應義塾大学(文学部)

慶應義塾大学(商学部)

青山学院大学(文学部)

中央大学(文学部)

明治学院大学(学部は問わず)

成城大学(経済学部)

駒澤大学(学部は問わず)

専修大学(学部は問わず)

 【正誤問題】

早稲田大学(国際教養学部)

中央大学(経済学部)

法政大学(文学部=2月7日入試)

成蹊大学(学部問わず)

東洋大学(学部問わず)

日本大学(商学部及び法学部)

 

これらの大学は、悪問も少なく、復習もしやすいはずです。参考にしてみて下さい。