部活と受験の両立は不可能?

こんにちは。

先日、予備校の合格祝賀会に行ってきました。今年も多くの生徒が志望校に合格し、こちらとしても嬉しい限りです。

毎年、この時期になると思い出す生徒が何人かいます。

 

4月の時点では偏差値が40あるかないかだったのに、MARCHに合格したサッカー部の男の子

8月までダンス部で勉強時間が確保出来なかったのに、早稲田に合格した女の子

野球部が忙しく、偏差値も40台だったけど、立教に合格した男の子

 

いわゆる、逆転合格というやつですね。もちろん、彼らが人並み以上に努力した結果です。素晴らしいの一言に尽きます。

ただ、気を付事があります。彼らに共通して言えるのは、

 

勉強を順序立てて上手くやった

 

これに尽きます。

彼らは皆、4月から7月8月までは、ほとんど勉強時間を確保出来ませんでした。

世界史の勉強法は

 

(1)情報の収集(授業を受ける)

(2)情報の理解(テキストの内容を復習する)

(3)暗記

(4)演習

 

大きく分けてこの4段階になります。一番理想的な勉強法は、毎週授業を受ける毎に、(1)から(4)を全てやる事ですが、部活をやっていない現役生や卒生でも、これはなかなか難しい。ましてや、部活が忙しい人達にとっては、ほとんど不可能とも言えるでしょう。

そこで提唱したい学習方法があります。先ほど例に出した逆転合格を達成した生徒達は、4月に私と面談し、ある方法を採る事を確認しました。それは

 

段階的学習

 

です。

彼らは、部活をやっている間は(1)だけしかやりませんでした。そして、部活を引退し時間が出来てから、(2)から(4)をやったわけです。つまりは

 

忙しい時は授業に出るだけ出て、情報を頭に入れる。

時間が出来てから、それらを復習し、受験に使える知識とする。

 

という段階的に勉強していました。

 

部活をやっている最中は、どうしてもそれに集中したいものです。誰だってそうです。ただ、考えてみて下さい。部活をやっていない現役生や高卒生は、4月から多くの時間を勉強に割いています。

例えば、一般的な卒生は1日9時間は最低でも勉強するでしょう。週に63時間。月に252時間。4月から7月までで1008時間です。

もし、7月まで部活を理由に一切勉強しないと、8月以降、この1008時間を取り戻さないといけない。極めて困難です。

その昔、それこそ私が受験生だった時代は、今とは出題形式が異なっている等様々な要因で、部活引退後の逆転合格は今より容易でした。

ですが、昨今の入試は背景知識を問う等複雑化している部分もあり、部活引退まで全く勉強していない状況での逆転合格は極めて困難なのです。

 

タイトルの「部活と受験の両立は不可能?」という問いに対しては、私は

 

可能である

 

と考えます。ただし、どちらも全力投球では、二兎を追う者になってしまうので、部活引退までは

 

勉強:部活=15:85

 

これ位の割合で勉強すると良いでしょう。部活をやっている人は引退までの期間を、

 

部活引退後に勉強に全力投球し逆転合格を達成する為の準備期間

 

と定義し、部活でも受験でも結果を残せるよう頑張ってください。