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ゆとり教育と車線変更

こんにちは。

前回の記事でジェネレーションギャップを乗り越える方法について書きましたが、今回もその続きです。

ここ数年、ゆとり教育について語られる事が多くなりました。特に、ゆとり社員との接し方等の記事やニュースが多いと思います。なお、今回の記事は、決して誰かを誹謗中傷するものではないという事をお断りしておきます。私自身はゆとり教育時代も、素晴らしい生徒に出会う事が多々ありました。あくまで、一般論として読んでください。

 

ゆとり教育というと、それが正しいかどうかは別として、どうしても悪いイメージで語られてしまいますね。その例として、私の体験談を一つご紹介したいと思います。

 

今から4年ほど前ですが、パラオに行きました。そしてシュノーケルなどを楽しむツアーに参加したのですが、一人のスタッフの動きが悪く、参加者の中からちょっと不満の声が出てきたのです。そんな不満の声に対し、別のスタッフが

「すみませーん、〇〇はゆとり教育なもんで。」

と言いました。すると参加者達は

「な~んだ。じゃあしょうがないな!」

と笑いあい、以後、不満の声は出ませんでした。

 

ここで注意していただきたいのは、ツアーに参加していた人達は不動産会社の社員旅行など、教育とは無関係の人達だったという事です。我々予備校業界の人間ならいざ知らず、教育とは無関係の人達にまで

 

ゆとり教育は駄目だった」

 

という事が、あたかも一般常識の様に浸透していたのです。これは私にとっても驚きでした。

 

ゆとり教育を受けた世代というのは、1987年~1997年生まれの人達です。2017年現在、20歳~30歳という事になります。つまり、もう2~3年は、「今年の新人はゆとりだから~」という言葉が皆さんの会社でも使われると思います。

 

では、ゆとり世代の特徴とはどんな特徴なのか。私が予備校講師として彼らに接してきた印象としては

 

マイペース

 

これが非常に大きいです。おそらく、新入社員として彼らに接した方々も、同様の印象を抱くでしょう。これらの印象をもう少し具体化すると

 

マイペース

=指示された事を完全にこなせない

=協調性に欠ける(他者との関係よりも自己の欲求を満たす事を優先)

 

となります。どうでしょう?社会人としては難有りですね。ただ、「マイペース」という部分は、少し見方を変えるとこうも言えます。

 

マイペース

=指示された事を完全にこなせない

=協調性に欠ける(他者との関係よりも自己の欲求を満たす事を優先)

=目的達成に時間はかかるが、それに対する意欲は強い

 

言い方は悪いのですが、彼らを操縦するには

 

目的やそのための指示を細かく段階的に出す

 

これが有効です。彼らは、自分の目的を達成するためには努力します。そこで、例えば

 

「これをいついつまでにやっておけ」

ではなく

「これを、1時間以内にここまでやり、その後何時までにここまでやり、最終的に何時までに仕上げてくれ。そうすれば、こうなるんだ。」

 

というように、スモールステップを踏ませる。はっきり言って面倒です。こんなやり方では効率も良くないかもしれません。

でも、思い出してください。彼らは打たれ弱いです。もし、何らかの理由で怒られたら、退職する可能性すらあります。決して安くない費用を出して採用した新人がすぐに辞めたら、会社にとってもメリットはありません。

そこでお勧めしたい接し方が

 

車線変更テクニック

 

です。はい、意味わかりませんね(笑)

具体的に言うと、いきなりこちらのやり方を押し付けるのではなく、少しずつこちらのやり方に染めていく。まあ、簡単に言えば「長い目で見てやる」という事です。車線変更だって、急に変更すると事故の元ですよね。徐々に慎重にやらなければいけない。それと同じです。

 

冒頭にも書きましたが、ゆとり世代は駄目だという風潮が広まっています。ただ、ゆとり世代にもちゃんとした若者はたくさんいます。

当たり前ですが、ゆとり世代を全否定するのは極めて愚かな事であり、個人個人の性質を見極める事が重要です。

 

 

車線変更25時

車線変更25時

 

 車線変更ということで、私の好きな曲をお薦めしようかなと(笑)この曲を聴くと、荒んでいた下積みを思い出します(笑)