世界史を学ぶ人へお勧めの本 その5〜経済を制する者がやはり強い〜

こんにちは。

突然ですが、経済にせよ文化にせよ、グローバル化という言葉が使われ始めて久しいですね。
例えば、最近の例ではトランプ大統領の就任やイギリスのEU離脱決定で、日本でも株価が大きく下落しました。

この様なグローバル経済はいつ頃成立したのでしょうか。
高校の世界史の授業では、中世ヨーロッパでハンザ同盟という単語を習ったと思います。
13世紀頃に成立したこのハンザ同盟が、実は、ヨーロッパにおける最初の国際商業ネットワークを構築したのです。
しかし、ハンザ同盟は17世紀に解散し、残念ながら、近代までそのネットワークを持続させる事は出来ませんでした。

では、17世紀以降、ヨーロッパで国際商業ネットワークは構築されなかったのか?答えは否です。
ある程度世界史を学んだ事がある人は、「ロスチャイルド家」という名前を聞いた事があると思います。
実は、このロスチャイルド家こそが、現在のEUの原型とも言える、国境を越えた国際商業ネットワークを構築した一族なのです。

前置きが長くなりましたが、今回、御紹介したいのは、そのロスチャイルド家について書かれたこの一冊です。


残念ながら、高校の授業ではロスチャイルド家について触れる事はほぼありません。そのため、多くの日本人はロスチャイルド家についての知識がほとんど無いのが現状ではないでしょうか。
この本では、そのロスチャイルド家の成立から、彼らが如何に全ヨーロッパに跨る商業ネットワークを構築したのか。そして、彼らがその経済力を駆使し、如何に各国の政治を操っていたかが、非常にわかりやすく書いてあります。

よく、ユダヤ人が世界を操っているという陰謀論がありますが、その真偽の程はさておき、この本を読めば、少なくとも18世紀から19世紀のヨーロッパが、ユダヤ財閥ロスチャイルド家の影響下にあったと言える事が御理解いただけると思います。

ある程度世界史を学んだ人にも、これから世界史を学びたい人にもお勧めの一冊です。