世界史を学ぶ人へお勧めの本 その9〜季節の変わり目に学ぶマオと学校教育〜

こんにちは。

昨日あたりから、一気に秋が来たような気温ですね。季節が変わるのが日本の良さですが、いきなり涼しくなると、暑かった日を忘れてしまいそうです。もっとも、嫌な記憶なら忘れた方が良い場合もありますね。しかし、歴史も同じ様に考え、嫌な事を忘れたり改竄する様ではまずいです。

さて、毎回強引な導入でお恥ずかしいのですが、今回御紹介するのは、歴史を忘れる事を厭わないどころか、積極的に改竄する国や人について書かれた一冊です。あれ?洋の東西を問わずそんな国ばかりじゃないかですって?まあ、その通りなんですけどね(^^;;

マオ―誰も知らなかった毛沢東 上

マオ―誰も知らなかった毛沢東 上

マオ―誰も知らなかった毛沢東 下

マオ―誰も知らなかった毛沢東 下



こちらの本、12年も前に発売された有名な本なので、今さら私が紹介するのもお恥ずかしいのですが、実は今すぐにでも、皆さんに読んでいただきたい一冊です。

この本を読めば、如何に学校で教わる歴史が嘘ばかりなのかがわかるでしょう。
例えば、我々は

張作霖を殺したのは関東軍(日本軍)だ!」
中国共産党は日本軍と戦ったんだ!」 

と学校で習います。

しかし、この本を読めばそれらがいずれも、戦後に捏造された歴史である事がわかると同時に、日本の教科書がその捏造された歴史ばかりを載せている事が御理解いただけると思います。ちなみに、何故日本の教科書がその様な体たらくなのかは、後日御説明しようと思ってます。

ただ、お勧めしておいてなんですが、最後にこの本の欠点について。
多くの一次史料を多角的に検討しているのは素晴らしいのですが、筆者の基本姿勢として、毛沢東が実は共産主義などのイデオロギーを軽視していた、単なる独裁欲の強い人物であったという事を書いています。しかしその結果、戦時中の謀略も文化大革命の大量虐殺も、全て毛沢東が狂人であったからという方向にまとめ、あらゆる出来事が毛沢東個人のせいにされてるように読み取れます。もう少し、国際情勢等を踏まえ、論理的に追求してほしかったです。

もう一つの欠点は・・そのボリュームです(笑)上下巻合わせて1100ページ以上ありますから、ちょっと気合いを入れて読まないといけないのです(笑)

ただ、これらの欠点を踏まえても、読む価値がある本だと思います。