世界史を学ぶ人にお勧めの本 その11〜アメリカ製の日本史はいかが?〜

こんにちは。

突然ですが、人間の性格って急に変わるものではないですよね。

例えば、物凄く短気だった人が急に温厚になったり、明るい人が急に暗くなる。ちょっと考え難いです。

しかし、我々が学校で習ってきた歴史では、ある国にどうもその急激な変化があり、しかも我々はそれを、当然の事として受け入れさせられてきました。

そう、日本です。学校の教科書によると、どうやら日本人はほんの50年ほどの間に、世界が驚く紳士から、傍若無人な野蛮人へと変化を遂げたようなのです。ありえない話ですが、教科書ではそれが歴史的事実として書かれています。

一例を挙げてみましょう。

1894年に勃発した日清戦争において、日本軍は戦死した敵将の死を悼み、彼が戦死した場所に追悼の碑文を設置しました。これはイギリスの著名な旅行家であるイザベラ=バードが、現地を訪れた際に確認し、その著書にて賞賛している事からも明らかです。
しかしそのおよそ半世紀後、日本軍は南京で一般市民を虐殺し、その死体を川に投げ捨てたとか。

また、1899年には義和団事件が勃発します。これは、義和団という宗教団体が北京を占拠し、あろう事か当時の清の最高権力者である西太后義和団と結託し、列強に宣戦布告するという事件なのですが、最終的には日本を含む8カ国が出兵し、鎮圧しました。問題はその後です。当時の列強の軍隊は略奪が半ば常識化しています。各国の軍隊は先を競うかのように略奪しましたが、日本軍の占領地区では略奪がほとんどありませんでした。おかげで他の占領地区から逃げて来る市民が多かったそうです。それだけ規律が厳しかった日本軍が、およそ半世紀後には、20万人の女性を慰安婦として強制連行し兵士の性奴隷にしたとか。

はたしてこれが、同じ国の行動なんでしょうか。疑問を感じない方はいないと思います。

しかし、我々が学校で習う歴史では、戦前の日本は極悪非道な野蛮人国家で、戦後は民主国家へと生まれ変わったそうなのです。

何故、この様な荒唐無稽な記述が教科書にあるのでしょうか。その答えが、今回御紹介するこちらの本にあります。


著者のケントギルバートさんはテレビでも御活躍されている、非常に有名な方ですよね。
2年ほど前に出版されたこの本を読んで以来、私はケントさんの本が出る度に購入しています。流石は弁護士の先生らしく、理路整然とした文章や時にウィットに富んだ文章もあり、とても読みやすいです。また、歴史の見方も御見事です。細かい点を追及されたかと思うと、その事実が歴史の流れの中でどの様な意義を持っているかを俯瞰してみたりと、歴史を学ぶ方が是非参考にして欲しい歴史の読み取り方をされています。

こちらの本の中では、主にWGIP(War Guilt Information Program)について書かれています。皆様、このWGIPという言葉、御存知でしたでしょうか。
詳細はもちろん本書を御読みいただければと思いますが、簡単に御説明すると、日本を軍事的にも精神的にも弱体化させるアメリカの洗脳計画といったところです。
戦争中の日本軍の戦争犯罪(それが事実かどうかは関係無く)を日本国民に広め、自虐史観に染める。そして日本を二度と戦争が出来ない国にして、アメリカに従属させようとした訳です。
恐ろしいのはこの計画が、現在も姿形を変え、また他の計画と結びつき、日本に大きな影響を与えている事です。本書を御読みいただければ、それがわかるはずです。

なお、本書を御紹介したい旨をケントさんにお伝えしたところ、面識のない者からの突然のお願いであったにもかかわらず、心よく御了承していただけました。あらためて御礼申し上げます。