熊本市議の問題とワイドショーの劣化問題をマルクス主義に絡めて読み解いてみた。

こんにちは。

歴史物語シリーズを楽しみにされていた方には申し訳ないのですが、今回は気になるニュースを見つけたので、そちらについて書かせていただきます。

熊本で女性市議が生後7ヶ月の乳児を連れて議会に入ろうとし、議会の開会が40分以上遅れるという問題が起こりました。
ネットでもこの事件に関する関心は高いらしく、様々な意見が飛び交っていますが、残念な事に女性差別だとか、育児サポート体制がなってないなどと問題をすり替えている議論も目にしました。
結論から言えば、この事件は差別や育児サポート体制の不備など関係ありません。ただ単に、ルールを守れない大人がいたという事でしょう。しかも不愉快な事に、確信犯的にルールを破りそれを正当化しているのです。また、以下の記事の様にそれを支持する意見もあります。


この記事を書いた駒崎さんという方もそうですが、この事件を良しとする方々はこの様に考えているのではないでしょうか。

自分は正しい事をしている
しかし、ルールが間違っている
じゃあルールを変えてやろう

ここまでは良いです。しかし問題は、ルールの変え方です。合法的に変えるのか、それとも非合法に変えるのか。今回の市議のやり方は、間違いなく後者でしょう。間違っているルールを変えるのだから自分が正義だ。自分は何をやってもかまわない。彼女はそう考えたに違いありません。

え?世界史講師が専門外の話に偉そうに口を出すな?まるでワイドショーのコメンテーターみたいだですって?おっしゃる通りです。

何故、世界史講師の私がこの問題に口を出してるかというと、この目的が手段を正当化するという発想が、マルクスを源流とする思想、即ち19世紀の思想からきているのではと思ったからなのです。

学校の歴史の授業で「マルクス主義」という言葉を習った事がある人も多いと思います。このマルクス主義を訳すと「暴力革命」となります。つまり、目的達成のためには暴力という非合法な手段に訴えてもかまわないという発想で、現在に至るまで左翼主義者が支持する根本的な思想なっています。

もっとも、マルクスは暴力革命とは言っておらず、後世の人々が勝手にそう解釈しただけなのですが、それについては本筋からずれるので、またの機会にしましょう。 

話を戻します。確たる証拠も無いので、彼女が左翼主義者だともマルクス主義信奉者だとも言えませんが、少なくともその影響を受けている可能性はあります。いえ、残念ながら多くの日本人がその影響を受けている可能性があるのです。

1970年代位まで、日本では左翼思想こそが正義とされ、学校教員のほとんどが左翼思想を信奉。ベトナム戦争を止めるためなら、火炎瓶を投げようが鉄パイプで他人を殴打しようが、警察官を殺そうが問題無し。何故なら俺達は正義だからだという思想が正しい思想だとされていたのです。そして残念な事に、今でも学校教員の中にはこの左翼思想を信奉し、生徒に極めて偏った授業をしている方もいらっしゃいます。故に、彼女がマルクス主義の影響を受け、「自分は正しい!だから何をやってもかまわない!」と考えてしまっても不思議ではないでしょう。

さて、ここまで熊本市議の彼女が左翼主義者ではないかという観点から書いてきましたが、長くなりそうなので一旦ここで区切り、次回は視点を変えて日本人の先入観問題から、この問題を読み解いてみます。