マスコミの確信的勘違い体制とルパン三世と若き日のキャイ〜ン (追記あり)

99.9
55.5
88.8

  この数字を見てなんだかわかった人は、私と同じくルパン三世マニアでしょう。

  実はこれ、峰不二子のスリーサイズです。なんかこんな事を書くと変態みたいですが、今回はこの数字を元に、マスコミの報道姿勢について言及したいと思います。

  その昔、1995年のルパン三世映画第5弾「くたばれノストラダムス」の公開に合わせ、往年のそれには及ばない規模ではあるものの、世にルパンブームが起きました。日テレではルパン三世の特番や旧ルパンシリーズの再放送が行われていたのです。

  そのルパンブームの中で、ルパン三世に関するクイズ番組もいくつか放送され、ある事件が起きました。たしか、若き日のキャイ〜ンが司会を務めていたと記憶しています。最後の優勝をかけた問題で
峰不二子のスリーサイズは?」
という問題が出されました。我々マニアにとっては常識問題です。斬鉄剣コンニャクを斬れないのと同じ位常識問題です(実は他にも斬れないものはいくつかあります。)当然、出場者の1人が
「99.9   55.5  88.8!」

と答えました。しかしキャイ〜ン

「残念!正解は88.8  55.5  88.8  です!」

と宣言し、その出場者を不正解にしたのです。もちろん、キャイ〜ンに罪はなく、日テレのスタッフのミスです。しかし、不正解となった出場者は優勝を逃してしまった。もしかしたらこの事が、彼の人生に大きな影響を与えたかもしれません。にもかかわらず、少なくとも私が知る限り、日テレはこのミスの謝罪や訂正を行なっておりません。

  また、先日、TBSのクイズ番組で出題された地図問題で、エストニアリトアニアの位置が入れ替わっていたそうです。失礼極まりない話です。もし、ヨーロッパのテレビ番組で日本と韓国が入れ替わっていたら、どう思うでしょう。決して愉快な気持ちはしないし、不愉快に思うはずです。ちなみに、この番組は芸能人と東大生がクイズ対決するという企画の様です。
以前、教え子の東大生が「この国は東大というと無条件で崇拝する東大病患者です。私はこの病気を利用して、美味い汁を吸ってやるんです。」と言っていた事がありますが、この手の番組を見ると、その通りだなあと思います。それにしても、東大生も芸能人もスタッフも誰一人として、地図が間違っている事に気付かなかった点からしても、我々日本人の北欧への関心の薄さが伺え、悲しい気持ちになります。

  さて、問題はここからです。実は現時点で、TBSもこの誤りについて謝罪していないようなのです。自分が間違えたら素直に謝る。子供でも出来る事ですが、日テレにもTBSにも出来なかったようです。

  この謝罪しないという点は、日本のマスコミによく見られる傾向ですね。例えば、朝日新聞慰安婦問題など酷いものです。

  1982年から朝日新聞は、慰安婦は日本軍が強制連行した性奴隷だ!などと根拠のない話をさも真実であるかのように世界各国に報道し続け、2014年にようやくその誤りを認め、訂正及び謝罪記事を出しました。しかし、この訂正及び謝罪記事はあくまで、国内向けのものが中心です。国際社会に向けて英語での訂正及び謝罪を、どれだけしたのでしょうか?今現在もアメリカ等各国で、慰安婦像が建てられ、日本人がいわれなき中傷を受けている事実を見れば、朝日新聞の対応が十分であると思う方はいないでしょう。

  これらの事例からもわかる通り、マスコミは他人のミスには厳しく自分のミスには極めて寛容なのです。まるで常に自分が正しく、民衆を正しい方向に導いてやると思っているかのようですね。いわゆる中二病というやつでしょうか。

  実は、何故マスコミがその様な情けない組織になったのかについては、戦後の日本社会に大きなヒントがあります。後日機会があれば、このマスコミの確信的勘違い体制と世界史との関わりも、書いてみようと思います。

追記
2017年12月14日、TBSが件のエストニアの件で謝罪したようです。